アカバナ 「赤花」
山野の水湿地に生える高さ30〜70センチの多年草。茎には細かい毛がある。茎や葉は赤みを帯びることが多い。葉は対生し、卵状長楕円形。8〜9月頃、茎の上部に柄のない淡紅紫色の4弁の小花を開く。種は冠毛(子房の上部に束になって生じる毛)を持ち飛散する。少し反り返ったような棒状の先に小花が開いているように見えるが、この棒状(アカバナの特徴)は、子房(雌しべの柱頭)で、熟すると4裂する。
和名は、花が赤いからではなく、秋に葉が
紅紫色に染まることからつけられている。
なお、このアカバナ科の仲間には、ミズタマソウ属のミズタマソウ、また、マツヨイグサ属のオオマツヨイグサ、メマツヨイグサ、マツヨイグサ、などがある。
分布は、北海道、本州、四国、九州。
画像をクリックすると大きく表示されます
撮影機種 デジタルカメラ
2004 9 24 撮影
2004 9 24 撮影

植物群の目次 植物群の索引 TOPページに戻る